「国家や法律の恐さ、感じてほしい」 映画『イキガミ』出演:山田孝之インタビュー2008年09月26日 18時06分 更新 (C)2008間瀬元朗/映画「イキガミ」製作委員会
TSUTAYA online山田孝之
政府より発行される死亡予告証:通称“逝紙(イキガミ)”を受け取った者は24時間以内に必ず死亡する──。国家繁栄維持法が施行された世界では、18歳から24歳までの若者が1000人に1人の割合で国家に殺される。そんな突飛なアイデアで、生きるとは何か、正義とは何か、愛とは何かを訴える人気コミック『イキガミ』が、ついに映画化となった。そこで、イキガミが届き自分の角膜で妹を救おうとするチンピラ・飯塚さとしを演じた山田孝之に、映画の魅力を語ってもらった。
「法律としては、ナイス!アイデアだと思いましたね。決して賛成というわけではないけれど、間違っているとも思わない。否定する理由がないんです。だって今の法律でも反対した方がいいものはあるだろうし……そう思いません? もしも現実に国家繁栄維持法ができたとしても、30年後の世代にとってその法律は当たり前なわけですからね」。
確かに一理ある。そして「何かを提示できるところ」がこの作品の良さであり、また演じる面白さだと続ける。
「以前『手紙』という映画に出たときにも感じたことなんですが、“泣けました、感動しました”と言ってもらえるのは嬉しいけれど、“考えるきっかけになりました”と言ってもらえるのはもっと嬉しい。人間ってどう思う? 法律ってどう思う? と提示している『イキガミ』は、観に来てくれた人を楽しませるだけでなく、感動させて泣かせることができる作品なんですよね」。
松田翔太演じるイキガミ配達人が死亡予告証を届ける先は、メジャー・デビューしたばかりのミュージシャン、政治家の母を持つひきこもりの青年、盲目の妹のために最後の24時間を生きようとする兄──。誰もが共感できる人間ドラマに人々は涙するのだ。
だが、泣かせるためには役者の演技力も必要だ。『電車男』、『そのときは彼によろしく』、『クローズZERO』など、すでにその実力が認められているだけに大きなプレッシャーがあったと思いきや、彼の口から発せられたのは「役のハードルが高い低いというのはない」、「演じることがただただ面白い」、「どんなに辛いことがあっても“よーい、スタート!”から“カット!”がかかるまでの間はそれを完全に忘れている」。これだけで山田孝之がどんな俳優であるかお分かりだろう。そう、ストイックという簡単な言葉で表現してしまうことをはばかってしまうほどの根っからの役者なのだ。毎度お馴染みの質問「今回の役作りは?」に対しても、彼は「作る」ではなく「(役に)近づいていく」という表現を使う。
「映画の撮影期間は、自分のことを考えるよりも役のことを考えている時間の方が圧倒的に多いんです。撮影中は次のシーンのこと、一日の終わりには明日の撮影のこと、作品全体としてはクライマックスをどう演じるか、家に帰ってもずっとそれが続く。だから、役をものにするというよりも自然と役になっていく感じですね」。
もちろん、考えた分だけ壁は増え、演じる面白さがあるほど苦しみも増える。今回はあるテクニックでさとしを演じたのだと苦労話を聞かせてくれた。
「こだわったのは声のトーン。妹のさくらは目が見えないわけだから、どんなに僕(さとし)が辛そうな顔をしていても声が明るければ騙せるんです。でも人って明るい声を出すと自然と顔がゆるんでしまうんですよ。暗い表情で明るく話せるように鏡を見ながら練習したけれど、これがけっこう難しくて。だけど、その時ふと思ったんですよね。さとしは役者じゃないよな、普通の男がそんなに上手く演じられるものなのか……って」。
台本に書かれていない背景を汲み取ることで見えてくるものがある。結果、行き着いたのは──
「さとしは幼い頃に両親を事故で失い、目が見えなくなった妹を支えるために恐喝まがいの悪事をたくさんしてきたと思うんです。そういう生き方をしてきた男だから、声だけで嘘をつくことができてもいいんだと」。
映画のテーマについて、演じた役について、飾ることなく思いを語る山田孝之だが「昔は人見知りが激しかったんです」と、自分自身のこととなると少々照れくさそうに話す。
「相手が人見知りだったり、構えたりすると、もしかして話しかけてほしくないのかもって、こっちも尻込みしてしまうんです。気持ちを言葉にするのも得意じゃないし。だから今回も妹役の成海璃子ちゃんと最初はなかなか話せなくて。でも僕らは寄り添って生きてきた兄妹で、さとしにとってさくらはかわいい妹ですからね。その空気感を出すためにも撮影が始まる前にコミュニケーションをとらなきゃ、何とかして喋らなきゃと頑張りました」。撮影のシーン以外で話すきっかけを得たときは相当嬉しかったのだそう。そんな兄妹愛をはじめ、親子、友人、様々な人間関係が生み出す絆もまた見どころと言える。
そして最後に『イキガミ』から確実に受け取って欲しいことがあるとメッセージを残してくれた。
「それは国家や法律の恐さですね。この映画では国が決めたルールのなかで歯向かえずに生きている人々が描かれているけれど、僕らも同じ。その恐さを感じてほしい」。
(Interview:Rie Shintani)
●2008.9.18(木)更新
movie walker 【動画・完成報告会見】
新橋壊滅をシミュレートしたスペクタクル巨編「252 生存者あり」
伊藤英明、内野聖陽ら出演者がその壮絶な撮影秘話を激白!
「252 生存者あり」のチーム。前列左から・水田伸生監督、MINJI、桜井幸子、大森絢音、伊藤英明、内野聖陽、香椎由宇、原作者の小森陽一、後列左から・木村祐一、山田孝之、山本太郎、杉本哲太
「完成した映画を観て、お台場の海に(フジテレビ社屋の)球体が浮かんでいるのを初めて知りました」と伊藤英明。「まさか球体は浮かばないだろう!ってビックリしたけど、なんか悪意でもあるんですかね?(笑)」
「今回はとても緊張感に満ちた現場で、その中で僕は崇高で男らしいハイパーレスキューの隊長を演じさせていただきました」と内野聖陽。実際に撮影前からハイパーレスキューの訓練を積んだその肉体、佇まいは隊長そのものだ
「みなさん、ものすごい緊張感の中での演技だったので、それに呑まれないように、気象庁の予報部員としてみなさんの役に立てるようにアドバイスしていくのが大変でした」と香椎由宇
「ちょうど撮影期間中に僕の誕生日があって、伊藤さんが買ったミニバイクをもらいました」と山田孝之。普段は寡黙だが、「いろんな知識が豊富で、喋り出したら止まらなくて。そのいい感じのトークに癒されました」とはキム兄の証言
「さっき(マスコミ用の)プレスを見たんですけど、僕をキャスティングした理由について『関西人で、しかも不景気そうな顔だから』ってプロデューサーが答えてて。そうだったのか? と思いました(笑)」と、会見場を笑いで包み込んだ木村祐一
舞台は、首都圏を襲った直下型地震から数日を経た東京の新橋。その後さらに巨大台風などの自然の脅威により、街はパニック状態に。そこで地下に閉じ込められた人々とハイパーレスキュー隊との壮絶なドラマが繰り広げられる。
■「252 生存者あり」は12月6日(土)よりサロンパスルーブル丸の内他全国ロードショー
[c]2008「252」製作委員会
【STAFF&CAST】
監督:水田伸生 原作:小森陽一 脚本: 小森陽一 斉藤ひろし 水田伸生 VFXスーパーバイザー:小田一生 出演:伊藤英明 内野聖陽 山田孝之 香椎由宇 木村祐一 MINJI 山本太郎 桜井幸子 大森絢音 杉本哲太(2008/ワーナー)128分
>> 公式サイト
完成報告記者会見(5分26秒) [252 生存者あり]
MovieWalkerレポート TOPへ
「娘が助けを求めている状況に遭遇した主人公が自己を犠牲にして行うレスキューに惹かれた」
(伊藤英明)
直下型の大地震で壊滅した新橋を今度は巨大台風が襲う! そんな現実に起こり得る自然災害の恐怖、災害に見舞われて助けを待つ者と救出にあたる者の闘いと絆を描いた日本初の本格ディザスター・ムービー(災害映画)「252 生存者あり」がついに完成! 劇中で崩壊する新橋を意識して、新橋のホテルで行われた完成報告会見に主演の伊藤英明をはじめ、内野聖陽、山田孝之、香椎由宇、木村祐一、桜井幸子、山本太郎ら主要キャスト10人と水田伸生監督(「舞妓Haaaan!!!」)、原作の小森陽一(「海猿」)が登壇し、作品に込めた想いや過酷な撮影の裏側を語った。
実は「252 生存者あり」は、2005年の「LIMIT OF LOVE 海猿」の撮影時に、伊藤が、現場を訪れた原作者の小森から“おみやげ”という名のプロットをもらったことから、すべてがスタートしている。そのプロットに惹かれた伊藤の熱意が、プロデューサーや水田監督の心を動かすという、通常ではあまりあり得ない形で映画化が実現したのだ。
「まず(東京消防庁の通話コードで“要救助者”を示す)タイトルの“252”に惹かれましたね」と、伊藤がそのときのことを振り返る。この作品では“助ける側”ではなく、新橋の地下に生き埋めになる、過去の深い傷を持つ元ハイパーレスキュー隊員・篠原祐司役を演じた。「小森さんからペラ10枚ほどののプロットをいただいて、自分の娘が目の前で助けを求めている状況に遭遇した主人公が、自己犠牲をして行うレスキューに惹かれました」と語る伊藤の言葉はいつも以上に自信に溢れていた。
一方、祐司の兄でハイパーレスキュー隊の隊長を演じた内野は
「最初、台本をいただいたときは、ハイパーレスキューの人たちのお仕事がまったく分からなかったんですよ」と振り返る。
「それで撮影前に毎日毎日訓練したんですけど、その中で、ハイパーレスキューの人たちが、体力はもちろん、過酷な状況で人を救い出すためにものすごく勉強していることが分かって。これはすごい職業だなと、そのエキスパートなところに惹かれました。それにこの映画は兄弟の絆、親子の絆、そういった人がいちばん大事にしなくちゃいけないものがすごく太く描かれていて、これはいい作品になるんじゃないかなと思ったんですよね」
「人が人を愛するというとても大事なメッセージが込められているので、そこを観てほしいですね」(内野聖陽)
撮影は映画の内容そのままに壮絶だったようで、そのことは出演者たちの証言からも伝わる。
まずは伊藤が「常に埃まみれで、泥と水に濡れて寒かったですね。あと、ケガもすごく多くて大変な現場でした。でも、キム兄のキム鍋と(娘の)しおり(役の大森絢音)ちゃんに癒され、撮影も乗り越えられました」と口火を切ると、内野が続ける。
「今回はものすごい台風を起こさなきゃいけないってことで、現場では巨大な扇風機でガーッと風を起こして、それで水を飛ばしたんですけど、水は肌に当たると針のように突き刺さって痛いんですね。初めて水が痛いということを知ったし、とても芝居どころじゃなかったです」
伊藤と一緒に新橋の地下に生き埋めになる研修医役の山田孝之も忘れていた悪夢を思い起こす。
「ずっと泥と埃を被っていたので、毎日家に帰るとシャワーを浴びていたんです。でも疲れていて、そのまま寝ちゃった日があるんですよ。そしたら翌朝枕がすごく汚くて、ビックリしたのを覚えています(笑)」
気象庁の予報部員を演じた香椎由宇も
「(専門用語が多いので)台詞も大変でしたけど……」と言いつつ、やはり大変だったのは現場での肉体的苦痛だった。
「私は雨が止んだ瞬間に外に出る役だったので、雨は降ってなかったんですけど、風は結構吹いていたから砂がものすごく痛くて。砂が口に入って、台詞は喋り難いし、それがいちばん辛かったですね」
誰もが過酷な撮影の思い出を口にする中、撮影中の和やかなエピソードを話したのは、伊藤らとともに生き埋めになる関西の中小企業の社長を演じた木村祐一だ。
「僕は最初、マネージャーから『252』ってタイトルを聞かされたとき、“252”という新しい髪形ができあがるサクセス・ストーリーなのかな? と思ったんですね(笑)。そしたら、台風が来ると言うんで、台風でも崩れない髪形の映画なのか? と思って。でも、そのうちに、“252”の数字を足しても10にならないので、違うなってことに気づきました(笑)。それから台本を読んでズブ濡れになるのが分かり、それを癒すのは食じゃないかなと思って、1日だけですけど、撮影現場で鍋を出させていただきました。でも、伊藤くんがそんなに癒されたっていうのなら、今度はお家にお邪魔して、鍋を振る舞おうかな(笑)」
映画はそんな出演者たちの頑張りと、崩落して大量の水に呑み込まれる地下鉄新橋駅や倒壊した新橋駅地上部分の実寸大のオープンセット、巨大な高潮などをシミュレートしたリアルなCG映像によって、日本映画としてはかつてないほどドラマチックで迫力のあるものになった。それは会見を締めくくった、伊藤と内野の力強い言葉からも伝わってくるはずだ。
伊藤「本当にスケールのデカい映画で、CGもスゴいですけど、僕らが生身の肉体で頑張っています。ぜひスクリーンでご覧いただきたいと思います」
内野「これは本当にあり得る話ですし、日本のCG技術もここまでスゴいんだなってことを実感する作品になっています。それに、人が人を愛するというとても大事なメッセージも込められていますので、ぜひ多くの人に観て欲しいですね」
以前に増して巨大台風や巨大地震、落雷や竜巻などに襲われることが多くなった日本だけに、「252 生存者あり」が描く複合的な巨大災害もいつ現実に起こるか分からない。その最悪の日に備えるという意味でも、この映画は観ておいた方がいいかもしれない。
(取材・文/イソガイマサト)
過酷な現場で伊藤英明を支えたのは「キム鍋」だった! - 『252 生存者あり』
マイコミジャーナル
2008/09/17
伊藤英明・内野聖陽主演の映画『252 生存者あり』の完成報告記者会見が16日、都内で行われた。伊藤、内野のほか、山田孝之、香椎由宇、木村祐一、MINJI、山本太郎、桜井幸子、大森絢音、杉本哲太らが出席した。
前列左から水田伸生監督、MINJI、桜井幸子、大森絢音、伊藤英明、内野聖陽、香椎由宇、原作者の小森陽一氏
後列左から木村祐一、山田孝之、山本太郎、杉本哲太
同作は自然災害に対して世界でもっとも危険な都市といわれている東京が舞台。地震と台風によって崩壊した新橋駅構内に閉じ込められた元レスキュー隊員の祐司(伊藤)、その娘のしおり(大森)、研修医の重村(山田)、韓国人ホステスのスミン(MINJI)、大阪で中小企業を営む藤井(木村)。救助を待つ5人の元に、祐司の兄でレスキュー隊員の静馬(内野)らが救助に向かったが、暴風雨で行く手を阻まれる。捜索の打ち切りが下される中、音響探査機が、「生存者あり」を示すレスキュー信号「2、5、2」の打音を捉えた――。
東京消防庁のバックアップを得て撮影を行ったという本編は緊迫感充分。内野は「最初はレスキュー隊の人たちがどんな仕事をするのか知らなかったが、(実際にレスキュー隊の方たちと)会ってみて、頭脳明晰でなんてすごい人たちなんだろうと思った。彼らは日々訓練を積み、人々を救いだすために昼夜勉強している。このエキスパート性に強く惹かれました」と話した。
地下鉄駅構内に閉じ込められてしまった祐司(伊藤)らは……
親交の合った原作者の小森氏からプロットを受け取った後、水田監督に話を持ちかけ、映画化のきっかけを自ら作ったという伊藤は「読んですぐに、ぜひ演じてみたいと思いました。自分にも家族という大切な存在がいるのに自己犠牲の精神を持つレスキュー隊の存在に魅力を感じましたね」と、テーマに強い興味を持ったことを明かした。
崩落した新橋駅のセットで行われた撮影は、巨大な扇風機で砂嵐を起こしたり、大量の水をキャストに浴びせたりなど過酷なものだったという。「砂が体にあたってとても痛かったし、口に入るとセリフを喋りづらくて大変でした」(香椎)、「一度だけ、撮影の後風呂に入らず寝てしまった時、枕が真っ黒になって驚いた」(山田)、「普通にメイクして普通の格好で撮影したのは最初だけ。後は泥だらけのメイクと濡れた衣装でした」(桜井)など、災害現場さながらの撮影エピソードがいくつも披露された。
伊藤英明と内野聖陽が兄弟役を演じた
その厳しい撮影現場の中で、伊藤が「癒された」と話すのが、"キム兄"こと木村の「キム鍋」と娘役の大森の存在という。木村は「そんなに気に入ってくれたのなら、今度家に伺ってふるまわせてもらいます」と返答し、大森は「伊藤さんや木村さんに優しくしてもらってうれしかったです」と愛らしい笑顔。「男性陣に優しくしてもらったんですね」と司会者に問いかけられると、「はい。……女性にも優しくしてもらいました」と桜井・香椎に気を使った返答をするなど、8歳とは思えないしっかりとした印象だった。
水田監督が「僕らの『命を懸けて撮ります』は大抵ハッタリだけど(笑)、レスキュー隊の方たちは毎日命を懸けて仕事をしている。他人のために命を投げ出す人の気持ちを知りたくて撮った」と話すなど、全体を通して、レスキュー隊のリアルな姿を伝えようというスタッフとキャストの熱意が伝わってくる会見となった。『LIMIT OF LOVE 海猿』に続く、伊藤の代表作となるか。12月の公開が待たれる。
『252 生存者あり』は12月6日(土)より全国ロードショー。
(C)2008「252」製作委員会
(取材・文/チーム丸顔)
【動画・完成披露記者会見】
movie walker 藤本のキャラクターをどう演じたらいいのか、かなり悩んだという松田翔太。「病院のシーンは長野で撮影したんですが、その時に山田君と居酒屋で飲む機会があって、彼と話しているうちにつかめてきました」
妹想いのチンピラを演じた山田孝之。松田いわく「山田くんが現場に入って彼の撮影のスイッチがオンになると、現場がピリッと引き締まった」 また松田翔太の印象を山田は「いつもフラットで落ち着きのある人。僕は落ち着きがないので大人だなと思いました」
撮影当時は15歳だった成海璃子。彼女の年齢を聞いて山田孝之は「あまりにもしっかりしているので、年齢を聞いて驚きました」 そんな鳴海はかなりシャイな性格で、「現場に入っても(山田に)なかなか話しかけられなかった」と明かす
元ストリート・ミュージシャン役の金井勇太は、相棒役の塚本高史とのエピソードを語ってくれた。「塚本さんが全然歌詞を覚えてこなくて困りました。でも、ギターは僕の何十倍も上手いので(笑)、一緒に音楽をやっている楽しさを感じてもらえたら嬉しいです」
ひきこもりという役に初挑戦した佐野和真。「もしも自分にイキガミが届いたら……と、いつも考えていたけれど全然思いつかなくて。でも、最後の最後は自分のふとんで死にたいです」
「家族や友人や恋人、愛が感じられる場所でぽっくり逝きたい」(松田翔太)
残りの人生が24時間しかないと宣言されたら、人はわずかな時間をどう生きるのか──。「イキガミ」は国家繁栄維持特法のもと、1000人に1人の割合で国家が若者の命を自動的に奪うという衝撃的なストーリーで大反響を呼んだ、間瀬元朗によるコミック。連載開始当初(2005年~)から映像化のオファーが殺到した話題作である。そこで映画「イキガミ」の9月27日の公開を目前に、主演の松田翔太をはじめとするキャスト、瀧本智之監督、原作者・間瀬元朗が記者会見を行った。
「原作者の前で言うのも何ですが、ありえない非現実的なストーリーです」と、話すのは瀧本監督。「樹の海」(2004)、「犯人に告ぐ」(2007)など、リアルな人間ドラマに定評がある。本作でも「原作を初めて読んだときの“生々しいリアル”を大切にした」と、熱い想いを語る。
ストーリーは、政府より発行される死亡予告証:通称“逝紙(イキガミ)”を受け取った者は、必ず24時間以内に死亡するという設定である。
「ワーキングプア、年金問題といった社会問題のニュースを耳にしない日はない。国から見捨てられているのではないか? と、感じている人はとても多いと思うんです。そして、その人たちと“イキガミ”をもらった人たちの憤りがダブって見えたんです」
当事者の怒り、恐れ、絶望は、現代の日本人が抱える問題と通じるものがあると監督。
原作者・間瀬元朗も同意見で、完成した映画を観て「ストイックな仕上がりだ」と感想を語る。
「禁欲的な作品であるにもかかわらず2時間13分があっという間に過ぎてしまう映画です。僕の言いたいことはほとんど監督が言ってくれたのですが、付け加えるとしたら……“命を大切にしよう”と訴えている世の中であるのに、一方では信じられないような事件が起きている。しかもそれが当たり前のようになっている。その薄気味悪さをそのまま漫画にしました」
ストーリーが衝撃的だったため、俳優にとっても演じることは難しかったに違いない。“イキガミ”配達人となる厚生保健省の国家公務員・藤本賢吾を演じるのは、松田翔太。疑問を持ちつつも自分の仕事を遂行する藤本を理解するまでには、時間が必要だったと話す。
「社会的には正しいけれど自分の中で“違う”と思っていたり、逆に自分の正直な気持ちのせいで周囲と摩擦が起きたり、そんな彼の心情を演じることは難しかった。でも、撮影が進むにつれ徐々につかむことができました。映画では(残りの命が)24時間しかないという極端な状況が描かれますが、人は何のために生きているのか、何をしたいのか、どう過ごしたいのかを考えてもらえたら嬉しいです」
More
山田孝之がマイペース全開120%!イキガミを食べるって!
«前のニュース次のニュース»
2008年9月9日 8時51分
シネマトゥデイ意外にユニークな山田孝之、正統派の松田翔太、ピチピチ16才成海璃子
画像拡大 [シネマトゥデイ映画ニュース] 8日、六本木ヒルズで映画『イキガミ』の完成披露試写会が行なわれ、主演の松田翔太、成海璃子、山田孝之、金井勇太、佐野和真、監督の瀧本智行、主題歌を歌うPhilHarmoUniQueの五郎川陸快、音楽プロデューサーの小林武史が登壇した。
映画『イキガミ』写真ギャラリー
国の生産性をあげるという名目で、千人に一人の国民を抹殺する法律、国家繁栄維持法。その法律に基づき、犠牲者に選ばれた若者のもとには、24時間後の死を意味する死亡予告証、通称イキガミが届けられる。そんな映画のストーリーから、「24時間後に死を迎えることになったら、最後の1日をどんな風に過ごしたいか?」と聞かれたキャスト陣。
松田は、「キツイですね。24時間じゃ夢や目標をかなえることもできないでしょうし……。とりあえずは、愛がある場所にいれたらと思います。家族や友だち、恋人がいる場所にいたいですね。具体的な場所? それは秘密です(笑)」とストレートに答えた。16歳の成海は、「心配はかけたくないから、一人で潔く過ごしたい」と意外に男っぽい返答。当日は、そのマイペースな語り口から、あいさつでも笑いを取っていた山田は、「まずイキガミが来たら、イキガミを食べます。それで、酔いつぶれて一人で死ねたらいいですね。もし、イキガミが残ってたら、『あいつ、イキガミで……』と思われてしまいますけど、食べてしまえば『あぁ、あいつ酒飲んで死んだんだ。バカだなぁ』とみんなが思ってくれて、自分も楽だし、周りも重くないかと思います」とマイウェイ全開の答えで、観客や共演者の笑いを誘っていた。
当日は、9月10日に23歳の誕生日を迎える松田へ、成海から「生きる」という花言葉を持つマリーゴールドの花束プレゼント、というサプライズも……。はにかみつつも花を受け取った松田は、映画の内容と絡めて「自分の持っているモラルや価値観が、世間一般と折り合わないこともあると思うんです。でも、皆さんもそこであきらめず、自分らしさをうまく主張していってもらいたい。僕は映画を作るということで主張し続けたいと思います」とりりしく最後を締めくくった。
同名の人気コミックが原作となる映画『イキガミ』で、松田は死亡予告証「イキガミ」の配達人である国家公務員を演じている。
映画『イキガミ』は9月27日より全国東宝系にて全国公開
シネマトゥデイ [シネマトゥデイ映画ニュース] 8日、六本木アカデミーヒルズで映画『イキガミ』の完成会見が行われ、主演の松田翔太、成海璃子、山田孝之、金井勇太、佐野和真、瀧本智行監督、そして原作者の間瀬元朗が出席した。
衝撃的な設定と泣けるストーリーで話題の同名コミックを映画化した『イキガミ』は、国家の政策によって、ある日突然、若者に死が宣告されるというヘビーな内容。それだけにこの日会見に出席した松田ら、若く勢いに乗るキャスト陣もどこかうつむきがちで表情も決して明るいものではなかった。「もしあと24時間の命だと宣告されたらどうするか?」という質問にも言葉を選びながら、慎重に返答するキャスト陣の姿からもこの作品が突きつけるメッセージの重さがヒシヒシと伝わってきた。
しかし会見中、山田の酒豪ぶりが暴露されると、そんな沈痛ムードも打ち破られた。「一人酔いつぶれて、最期を迎えたい」と余命24時間でしておきたいことを語る山田に対し、撮影中に山田が酒に強いことを知った瀧本監督が「いくら飲んでも平気なんじゃない(笑)?」とツッコミ。これには山田も笑顔で「いやぁ、24時間あれば大丈夫です」とさすがに一日中飲み続ければ酔いつぶれてしまうはずと語り、松田らを笑わせていた。
『イキガミ』は国民に死の恐怖を植え付け、国家を繁栄させようとする“国家繁栄維持法”によって、千人に一人の確率で若者がある日突然、死を宣告されるというショッキングな物語。松田は、死亡宣告書(通称:イキガミ)を配達する公務員を演じている。
映画『イキガミ』は9月27日より全国東宝系にて全国公開
シネマトゥデイシネマトゥデイ映画ニュース] 漫画の神、手塚治虫の生誕80周年企画として手塚治虫原作の漫画「MW-ムウ-」が映画化され、玉木宏と山田孝之が出演することがわかった。
映画『MW-ムウ-』は手塚が究極のダークヒーローを描いた衝撃作。テレビドラマ「のだめカンタービレ」の千秋真一役で世の女性の心をわしづかみにした玉木が、美しく、そして狂気に満ちあふれた殺人鬼・結城美智雄を演じる。一方の山田は悪と正義の間で苦悩する、物語のキーパーソンである聖なる神父・賀来裕太郎を演じる。
玉木は今回が初の悪役。玉木なりに殺人鬼・結城を分析して役を作り上げたらしく、「結城は、手塚作品ならではの悪役で、すごく残酷でありながらすべて計算されて冷静です。殺し方も惨殺といっても、とてもシャープで淡々と動じない。そんな、悪を楽しんでやりたいです。今まできちんと殺しのシーンをやったことが無かったので、そういう意味ではとても面白いです。そして、この殺しは16年前の事件というバックボーンのある殺し。それを意識してやっています」とこの役に意欲的に取り組んでいることを明かした。
一方の山田も演じる役について、「手塚作品という意味では、やはり台本開くたびに原作、手塚治虫の名前があるとテンションが上がります。結城の悪に対して、賀来は善というよりも偽善なんだと感じています。結城の悪事を口ではやめろと言いながら、引きずられて協力している。ただ、ひたすら賀来は結城に対して必死に頑張っていて、100の力で挑んでも結城には1の力で流されてしまいます。やり切れないです。玉木さんいいな~って思いますよ。おれ必死なのに、いいな~って。でも全力でやって、観る人に伝わればいいなと思います」と玉木の役にちょっと嫉妬(しっと)しながらも本気で賀来裕太郎役にぶつかっていっているようだ。
「MW-ムウ-」はこれまでにも映画化の話がたびたび持ち上がっていたようだが、スケールが大きすぎることや、タイミングなどから見送られてきた。今回は手塚の生誕80周年を迎え、満を持しての映画化となった。
岩本仁志監督は、殺すことで逆に生きることを伝えたいと作品に込めたメッセージについて明かしてくれたが、「世の中のアクションというアクションのすべてをこの作品は取り入れています。火、水、カーチェイス、バイク、エアバトル」とエンターテインメント超大作であることもアピールしていた。
映画『MW-ムウ-』は2009年全国で公開される。配給はギャガ・コミュニケーションズ。
# by mimimi0427 | 2008-06-02 10:34 |
MW
報知新聞漫画家の故・手塚治虫氏が人間の悪を描いた漫画「MW(ムウ)」が、俳優の玉木宏(28)主演で映画化(岩本仁志監督)されることが1日、分かった。神経ガス「MW」の漏えい事故に遭った男が復しゅうのため殺人鬼になる物語で、玉木は悪役初挑戦。その友人で犯行に加担する神父を山田孝之(24)が演じる。手塚氏の生誕80周年を記念した作品で、撮影は現在進行中。来年公開を予定している。
さわやかなルックスで人気の玉木が冷酷な殺人鬼になる。少年時代の漏えい事故でMWを浴びてしまった結城美智雄(玉木)は、事故隠ぺいにかかわった人を次々に殺害。最終的にMWを使って世界滅亡をもくろむ。
玉木は「手塚作品ならではの悪役で、残酷だけど冷静。(少年時代の)バックボーンを意識して演じている」。同じく事故に遭い結城に命を助けてもらうのが山田演じる神父・賀来裕太郎。山田は「結城に悪事をやめろと言いながら引きずられてしまう。結城の悪に対して、善というより偽善」と語る。
2人の共演は、映画「ウォーターボーイズ」(01年)に出演した玉木が、山田主演のドラマ版(03年)に友情出演して以来。山田は「結城に100の力で挑んでも1の力で流され、やりきれない。その全力さが伝わればいい」。ともに手塚作品は初出演で「台本を開くたび手塚さんの名前がありテンションが上がる」(山田)という。
原作は1976~78年に青年誌「ビッグコミック」に連載。悪役を主人公にした異例の手塚作品で、殺人の生々しい描写や結城と賀来の同性愛などが大きな反響を呼んだ。今作では同性愛は描かず、アクションを多用したエンターテインメント作になる予定。
手塚プロによると、これまで映画化の企画は2回以上あったが、95年の地下鉄サリン事件などで幻に。今回は手塚氏生誕80周年の記念映画で、映像化自体初めて。製作側は「悪や殺りくから生きることを感じてほしい」と話している。
ドラマ「女王の教室」などを演出した岩本監督は「明日があるさTHE MOVIE」(02年)に続き長編2作目。撮影は4月20日にスタートし、今月1日からタイで大規模ロケを行っている。
映画
# by mimimi0427 | 2008-06-02 10:30
シネマトゥデイ
«前のニュース次のニュース»
2007年10月29日
小栗旬、舞台あいさつで“アニィ”の男泣きに温かい拍手
にいちゃん、泣くなよ~
画像拡大 [シネマトゥデイ映画ニュース] 27日、六本木ヒルズTOHOシネマズにて、『クローズ ZERO』の初日舞台あいさつが行なわれ、主演の小栗旬をはじめ、山田孝之、やべきょうすけ、高岡蒼甫、原作者の高橋ヒロシ、そして監督の三池崇史らが登壇した。
撮影中、傷だらけになりながらも、果敢にケンカのシーンに挑戦したキャストたちは、ようやく迎えた初日に感無量といった表情だった。中でも、4年前から本作の映画化のために奔走(ほんそう)していたキャストのやべが「どうしてもこの素晴らしいストーリーを実写化したかった。それが実現して、今すでに涙腺が緩んでます。勘弁してください」と声を詰まらせると、小栗、山田、高岡は本作の立て役者であり、若いキャスト陣のまとめ役でもあった“アニィ”やべを温かい表情で見守りながら、拍手を送った。
不良ばかりの鈴蘭高校の一匹狼を演じた高岡は、「はじめは旬と孝之が主演って聞いて、正直、自分の理想の“クローズ”じゃないなって思いました。でも、最初のシーンを撮り終えたときに、この映画は、この2人の映画になるだろうと確信しました」と語り、山田は「こんなこと、あんまり言っちゃいけないかもしれないけど、今までで、本当に一番楽しい撮影現場でした!」とコメントした。
そんな温かい仲間たちに囲まれた小栗は、終始うれしそうな笑顔で、「さっき劇場の外にあるポスターを観たら、“大ヒット上映中”って書いてあったんです。これで大ヒットしなかったら、ウソを言ったことになってしまうので、皆さん、よろしくお願いします!」と元気にあいさつした。
『クローズ ZERO』は、高橋の伝説的な不良漫画「クローズ」を実写化した“泥臭い”青春映画だ。全国から不良たちが集まる鈴蘭高校、通称カラス(CRAWS=クローズ)の高校で“てっぺん”を目指して、日々ケンカに明け暮れる高校生たちの青春を、鬼才・三池監督が、息つく間もない怒とうのケンカアクションと、笑えるギャグ満載で楽しく描いた。舞台上で、うれしそうに話している4人のキャストたちからは、本作に描かれている男同士の熱い友情を感じられた。そんな彼らが演じている『クローズ ZERO』。台風が接近中で外は大雨の中、満員となった客席から上映後に沸き起こった拍手が作品の面白さを物語っていた本作は、週末の興行ランキングで1位を記録し、見事に“てっぺん”を取った結果となった。
『クローズ ZERO』は、全国東宝系にて公開中
オフィシャルサイトhttp://crows-zero.jp/
東京国際映画祭レポートvol.27】小栗旬と山田孝之の殴り合いに女性ファン熱狂
cinemacafe.netいまだかつて誰ひとり成し遂げたことのない鈴蘭男子高校完全制覇を懸け、“カラス”の異名をとる筋金入りの不良たちが熱き戦いに身を投じる! 累計発行部数3,200万部を誇る伝説のコミックをオリジナルストーリーで映画化した『クローズ ZERO』。10月25日(木)、本作が特別招待作品として上映され、主演の小栗旬、山田孝之にやべきょうすけ、そして三池崇史監督とプロデューサーの山本又一朗が上映前の舞台挨拶に登壇した。
これまで、甘いマスクの王子様役を演じることが多かった小栗さんだが、本作ではそんなイメージを覆す、熱き闘争本能を秘めた主人公・源治を熱演している。小栗さんは撮影をふり返り「とにかく、この映画に参加できて、源治という一人の男をやりきったことを誇りに思います」と充実した表情で語った。ちなみに、今年の映画祭でチケットが真っ先に売り切れたのがこの『クローズ ZERO』。喧嘩中心の内容にもかかわらず、満員の客席の9割ほどを女性客が埋め尽くした。小栗さんに、女性客に向けての本作の見どころを聞いてみると「この映画は、学ランを着た男たちがひたすら喧嘩に明け暮れるという由緒正しき日本映画です。こんな題材ですが、物語の根幹にあるのは人間ドラマで、とにかくこの映画に出てくる人間はみんな、一生懸命生きて、毎日を楽しくする方法を探しています。それぞれの俳優が、魅力的なキャラクターをチャーミングに演じているので、女性でも男性でも、素直に物語を観て、キャラクターを愛していただければと思います」と語ってくれた。
鈴蘭高の卒業生であり、源治に鈴蘭制覇の夢を託すチンピラ・片桐拳に扮したやべさんは、小栗さんを始め若き共演者たちを「みんな本当に素晴らしい役者です。感性豊かで、何かを人に伝えようという思いが非常に強い人間ばかりでした」と称賛する。さらに作品について「この中には、出会いの大切さ、痛み、そして成長といったものが収められています。観た人がそれぞれに、いろんなことを感じてくだされば幸いです」と語ってくれた。
続いてマイクを握った山田さんは「作った側は、胸を張って楽しい映画が出来たと思っています。ぜひ楽しんでいただきたいと思います」と短い言葉の中に作品への強い思いと自信を込めた。今回の多摩雄役で、山田さんもまたこれまでにない役柄を演じているが「こういう役を演じることを望んでいましたが、なかなか機会がなくて、やっときたチャンスでした。役者として、また一つ別の顔が見せられれば、という気持ちで演じました。でもアクションシーンに関しては、慣れない上に『こんなにあるのか!』ってくらいアクションシーンだらけで、苦労しました」と本作におけるチャレンジを語ってくれた。
山本プロデューサーの「ガラの悪い生徒たちの物語で、文科省の推薦はいただけませんが、人間ドラマとしては推薦してくれても良さそうなものに仕上がっています!」という言葉を受けて、冗談めかして「防衛省と警察庁の推薦はいただきました(笑)」と語る三池監督。これから映画を鑑賞する観客に向けて「こういう男たちがいる限り、日本はまだまだ大丈夫ですから、みなさんも身を任せて映画を楽しんで下さい」と呼びかけた。カラスたちは戦いの果てに何を見るのか――?
『クローズ ZERO』は10月27日(土)より全国東宝系にて公開。
cinemacafe.netこれまで数多くの感動ドラマに出演してきた山田孝之が、最悪、最強の不良学生・芹沢多摩雄に扮した『クローズ ZERO』。伝説のカリスマ・コミックと名高い「クローズ」のオリジナルストーリーとして描かれた本作で、新しい顔を見せてくれた。
今回の多摩雄役について「楽しかったです。望んでいたキャラクターでした」と言う。「役者としてイメージが固まりつつあるのを自分で感じていました。僕の出演する映画は基本的に泣けるものだというイメージを壊したかったんです。もちろん、そういう作品がダメということではなくて、そればかりだと自分が楽しくないし、変化が欲しくなってきていたんです。だから今回は絶好のチャンスだと思いました」。
ひげを生やし、前髪を上げることで外見のイメージをまず変えた。そして、共演の小栗旬さんにお願いして、ボクシングジムに連れて行ってもらった。
「格闘技の経験が全くなくて。パンチやアクションを習いたかったというよりも、敗北感を味わいたかったんです。(僕は)殴られて、『この野郎!!』って相手に向かっていく気持ちも分からない。殴られて、ふっと意識が飛んで『あ、負けたんだ』っていう敗北感を味わいたかったんです。『一度KOしてくれないか?』って頼んだんですけど、さすがにそれは無理で。素人相手にさすがにそれはできないって言われました。でも僕の熱意に負けたのか(笑)、『そこまでがんばるんだったら』って2ラウンドだけスパーリングしてくださったんですよ。これはためになりましたね。今まで生きてきた中でもっとも長い3分間でした。もう長い長い! 3分が20分くらいに感じるんですよ。それに目の前にいるたった一人が何より怖かった」。
多摩雄は、とにかくケンカ、ケンカの毎日。その分セリフが少なく、表情や行動でキャラクターを際立たせなければならない。
「やはりセリフって説明ですから。自分の気持ちを声に出して言ってるから、それを聞けばすぐ分かるけど、何も言わないということは動きと表情で表現しなきゃいけない。だからセリフがあったほうが楽ではあります。でも無いほうが楽しいんですよね。その気持ちを言葉で説明しているよりも、ちょっとした表情…目がちょっと動いたとか…そういったことで伝わった方が嬉しいと思うんです」。
監督は鬼才・三池崇史。誰もが「また一緒にやりたい」と言う彼との初仕事について聞いてみると…「三池さん最高です」と一言。
「実は『クローズ ZERO』をやる前は三池監督のことをよく知らなかったんです。撮影前に資料をもらって“あぁ、こういう作品を撮ってきた人なんだ”って思ったくらいで。“一度やった人は、またやりたい、やりたい言うんだよ”って聞いていて。現場入ったら、その気持ちが分かりました。いないですよ、こんなに役者に全部好きなようにやらせてくれる監督は。“セリフも関係ない、動きも関係ない、やりたいようにやってください。こっちは撮るだけなんで”って。役者にとってはこれ以上の幸せはないと思うんですよ。自分で作った役を好きなように、その中で生きていればいいっていうのはね」。
監督から、多摩雄というキャラクターについての説明もほとんどなかったそうだ。
「多摩雄に関しては、台本の段階でキャラがきっちり出来上がっていたし、余計な設定を足すのもどうかと思っていたので、僕から監督に表立って提案したこともありませんでした。僕が唯一提案をしたのは“貧乏人”ということです。台本にはなかったんですけど、あそこまで戦う理由というか、原動力というか。なぜそこまでするのかという糧が欲しかったんです。だから“貧乏で失うものがない人間は強い”という設定を作りました」。
「多摩雄のように強い面もあるし、意外と弱い部分もあります。どちらがより近いとは言えないです」と自身を分析してくれた山田さん。今回の作品を観て、そしてこのインタビューを通して、さらにまだ隠された面があると見た。次、その次、さらにそのまた次、と先々が気になる人である。
山田孝之、「小栗旬ファンの反応が怖い…」とビビリ顔【第20回東京国際映画祭】
10月26日12時44分配信 @ぴあ
yahoo “ケンカ上等”な世界を体現する小栗旬、山田孝之、三池監督
25日、第20回東京国際映画祭の特別招待作品『クローズ ZERO』の上映にあわせて六本木ヒルズアリーナにて抽選で招かれた500人の前でトークイベント、その後上映前にキャストと監督らによる舞台挨拶が行われた。不良の集まる高校で覇権争いを描く映画の撮影現場の過酷さと、楽しさをたっぷりと語りファンを喜ばせたが、敵対する役柄を演じた小栗旬に対してたくさんパンチを浴びせた山田孝之は「小栗ファンの反応が怖い」と心情を吐露した。
トークイベントでは、カッコイイ男たちによる“カッコイイ男”話に、小栗旬らが本音をもらす。司会者から「お互いのカッコイイ!部分を」と問われると、三池監督の男気話に。「これほどローキックの上手な監督はいない」と小栗が語ると、やべは、男泣き演技で泣き過ぎを心配していたら「男の涙はそういうものだ!」と声をかけられたという。
ど派手なアクションシーンは本作の見どころのひとつだが、なんといっても劇中のパンチは本物! 山田は、撮影前に小栗の通うボクシングジムヘ行き、「失神した経験がないので失神させてください!」と元世界チャンピオンに対して頼んだ。さらに俗に言うボクサー骨折のようになった話、「右耳の鼓膜が破れた」、「顔以外のパンチは8割本気!」などガチンコな世界の撮影の裏側が次々に明かすと、ファンらは心配顔に…。
そんな空気を察したのか、劇中では小栗を殴る設定にあった山田が「罪悪感にかられながら、小栗クンを殴っていました。こういった人前に出ると、もしかしたら小栗ファンから何か投げられるんじゃないか…」と苦笑い。すかさず小栗が、山田のことを「孝之は、常に演じたキャラとしての映りを一番に考えているすばらしい役者。尊敬している」と発言。すると小栗ファンからも「(物を)投げたりしないよ~」と声が投げかけられるという一幕も。
『クローズ ZERO』は、売り上げ累計3200万部を誇る人気コミック「クローズ」をベースとし、原作の物語よりも1年前の鈴蘭高校を舞台に“ケンカ上等”な世界をエピソード“ZERO”として、『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』の三池監督によって実写映画化された青春群像劇。第20回東京国際映画祭の上映作品の中で最速でチケットが完売した。
⇒ 東京国際映画祭チケット情報
東宝シネマトピックス連載終了から 8年を経てなお、カリスマ的な人気を誇るコミック「クローズ」を、完全オリジナルストーリーで映画化した「クローズZERO」が完成しました。これを記念して、9月26日、東京・六本木のヒルズアカデミーにて記者会見が行われ、主演の小栗旬さん、やべきょうすけさん、黒木メイサさん、高岡蒼甫さん、山田孝之さん、三池崇史監督、原作者の高橋ヒロシ氏、山本又一朗プロデューサーが登壇しました。
また、同日夜には TOHOシネマズ六本木ヒルズに場所を移してザ・ブラック・プレミアが開催され、小栗さん、やべさん、黒木さん、高岡さん、山田さん、三池監督、高橋氏、山本プロデューサーの他、桐谷健太さん、渡辺大さん、深水元基さん、伊崎右典さん、伊崎央登さん、高橋努さん、鈴之助さん、遠藤要さん、上地雄輔さん、大東俊介さん、橋爪遼さん、小柳友さんによる舞台挨拶が行われました。
撮影秘話などが語られた記者会見と、一同に会したキャストの皆さんによって大変な盛り上がりを見せた舞台挨拶の模様をレポート致します。
--------------------------------------------------------------------------------
【 記者会見(挨拶順) 】
--------------------------------------------------------------------------------
<三池崇史監督>
三池崇史監督 :
映画が完成しまして、皆様にこうして集まっていただけたことをすごく嬉しく思います。「クローズ ZERO」を、皆様の力でどうぞよろしくお願い致します。
MC:監督を引き受けた 一番の理由は何だったのでしょうか?
三池監督 :
「クローズ」ですからね。男ならやるでしょう(笑)。まぁ、僕は「がきデカ」世代なんですが……(笑)、「クローズ」はここ 10年ぐらい現場で、特に若い世代の間で話題になっていまして、それを読ませてもらいました。まさか、その監督をすることになるとは思っていませんでしたが。
MC:キャストの皆さんを演出された感想はいかがですか?
三池監督 :
嫉妬しますよね。「良いなぁ。モテるんだろうな」と(笑)。彼らは、若い時にしかできないことがあるのを、若いくせに知っているんですよね。「後悔だけはしたくない」という勢いがあって、すごく楽しんでいるんです。それは、僕が監督になりたての 10年ぐらい前にはなかった雰囲気ですね。「役者として、自分で自分の責任を負っている」、そういう子たちだからクローズ(Crows)として演技ができたのではないかと思っています。
MC:ご自身が若かった頃とは違うということですね?
三池監督 :
撮っていて嬉しいですね。何故嬉しいのかは分からないんですが、大変なことさえも楽しいんです。それがそのまま映画の力になっていると思います。
MC:撮影を振り返って、思い出に残っていることはありますか?
三池監督:
大阪で合宿のように撮ったので、皆で近所の焼肉屋に食べに行ったり、寝食を共にしました。もし東京で撮っていれば、夜にはプライベートに戻って、朝また現場に来て役になって……ということになるので、違う作品になっていたと思います。それとはまったく違う環境でしたので、雰囲気は良かったと思います。
<高橋ヒロシさん>
高橋ヒロシさん(原作者):
こういう場は慣れていないので、その辺をよろしくお願い致します。
MC:完成した映画はいかがでしたか?
高橋さん:
原作をそのまま作品にするのではなく、一度壊して、まさに ZERO(ゼロ)にして三池「クローズ」を見せてほしいとお願いしたんですが、本当にその通りの格好良い映画になっていました。
MC:ご自身の原作の要素は感じられましたか?
高橋さん:
もちろんです。大事な「クローズ」の要素はそのまま伝わってきました。完璧です。
MC:では、満足でらっしゃいますか?
高橋さん:
はい(笑)。
MC:小栗さんは、どのような役作りをされたのでしょうか?
小栗旬さん(滝谷源治役):
監督と相談しながら、「やってみようか」ということになりまして、右と左のこめかみの辺りの毛を剃ってみました(笑)。
MC:原作はもともと読まれていたのでしょうか?
<小栗旬さん>
小栗さん:
はい、大好きでした。
MC:源治とご自身との共通点はありますか?
小栗さん:
勝手なところと、我がままなところがリンクしていると思います。演じやすかったです。源治は本当に格好良くて、昔憧れていたもののなれなかった高校生像を体現できたことは、気持ちよかったですし、すごく楽しかったです。
MC:今回はアクションシーンがたくさんありましたが、どのような準備をされたのですか?
小栗さん:
アクション監督の辻井啓伺さんに付いてもらって、パンチからキックまで教えてもらいました。あとはケンカなので、ギリギリで避けたり、殴ったりする練習をしました。もちろん、手(型)はあるんですが、今回は格好良いアクションではなく、リアルなケンカに見えるようにしようと。でも、途中でこなれてしまうところがあって、そのバランスを取るのが大変でした。
MC:他にも大変なことはありましたか?
小栗さん:
基本的に痛いのが嫌いなんですが、毎日痛かったです。それから、すぐに許してくれる監督ではないので、毎日怒鳴られていました(笑)。「小栗! そんなんじゃないだろう!」と……嘘です(会場笑)。
MC:撮影を振り返って、どんなことを思いますか?
小栗さん:
本当に毎日、ただただがむしゃらに生きさせてもらったなと思います。 1ヵ月半~2ヵ月間、久しぶりに体の奥から震えが来るような毎日を過ごさせてもらったなと思います。
MC:完成した映画についてはいかがでしょうか?
小栗さん:
本当に良い映画が出来たと思います。それぞれのキャラクターがすごく活きていましたし、こんなに格好良い山田孝之は初めて観たという感じです(笑)。
<やべきょうすけさん>
やべきょうすけさん(片桐拳役):
皆様、はじめまして。この世界に入って 17年になるんですが、このように華やかな舞台に立ったのは初めてで、隣の高橋さんより緊張しております(笑)。控え室でだいぶ喋ってしまいまして、のどの調子が悪くなってしまいましたが宜しくお願い致します(笑)。
MC:メインキャラクターに抜擢された今のお気持ちはいかがですか?
やべさん:
感無量です。
MC:実際に演じられた感想はいかがでしょうか?
やべさん:
原作者である高橋さんから許可をいただけて、まず嬉しかったんですが、何しろ多くのファンを持つ原作なので、「やべより俺の方が(「クローズ」を)愛している」といったイタズラ電話がかかってきて辛かったです(泣くまねをする姿に会場笑)。撮影自体は、素晴らしいキャストとスタッフに出会えたことが本当に嬉しくて、 2ヵ月間、あっという間でした。4月に撮影に入ったので、それから半年足らずで公開にまで持って行くことができたのも、皆様方のお力添えがあったからこそだと思っています。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。……優等生すぎたかな(笑)?
MC:出演者の皆さんのお兄さん的存在だったとお聞きしましたが、現場での皆さんの様子はいかがでしたか?
やべさん:
撮影が終わると疲労困憊でして、設定は高校生ですが皆さん 20歳以上ですから、ホテルの自動販売機でレモンサワーを1本ずつ買ってきて、夜な夜な誰かの部屋に行って、今日の反省点や明日の撮影の希望だとか、常に「これで良かったのか? これはどう伝わるだろう?」と、皆で話し合いをしていました。「レモンサワーの会」と小栗君が命名していましたけれども、正直、これだけ熱い人たちに出会えると思っていなかったので、嬉しかったです。ただ、山田君だけは参加してくれなくて、いつも携帯電話で誰かと話していたので、誰と話しているのか気になりましたけれども(笑)。そんな感じで、現場以外でも、敢えて敵対するチームごとに距離を取ったりしながら、常に作品のことを考えて、一緒に行動していました。
<黒木メイサさん>
MC:原作を読んだことはありましたか?
黒木メイサさん(逢沢ルカ役):
姉が原作をすごく好きだったので、私も読んでいました。私の理想は坊屋春道(「クローズ」の主人公)なので、かなり影響されていると思います。
MC:源治はいかがですか?
黒木さん:
私が好きなのは坊屋なので(会場笑)。
MC:「クローズ」史上、初めて登場した女性キャラクターを演じてみていかがでしたか?
黒木さん:
男同士の友情や関係性に憧れを持って見ていたので、「男同士の間柄を邪魔することなく、うまくその間に入っていけたら良いな」と思っていました。
MC:映画の中で、2曲披露されていますが、歌を披露するのはこれが初めてですよね?
黒木さん:
初めてです。今までにない変な緊張がありましたけれども、現場にいた方たちも一緒に音楽にのってくださったので、楽しくできました。
高岡蒼甫さん(伊崎瞬役):
「大好きだった『クローズ』が映画になるなんて」という気持ちです。出させていただいたことに感謝しています。
MC:どういったところがお好きなんですか?
高岡さん:
決して不良を肯定していないところですね。不良といっても、良い不良と悪い不良がいると思うんですが、「クローズ」には良い不良しか出てこないと思うんです。中には屈折した不良も出てきますが、拳を交えて格好良い不良になっていく、そういうキャラクターたちが大好きです。
<高岡蒼甫さん>
MC:どんなことに気をつけて演じられましたか?
高岡さん:
とにかく原作への思い入れが強かったので、そこを崩したくないということと、「クローズ」の世界を大事にしたいということですね。「クローズ」のファンの人が観ても、「あぁ、『クローズ』だね」と言ってもらいたいと思ったんですが、実際にできているかは分かりません。
MC:撮影で大変だったことはありますか?
高岡さん:
ケンカのシーンがすべて雨のシーンだったんですが、ブーツを履いていたので、時間が経つにつれて靴に雨が染みて重くなってしまって、足が上がらなくなってしまったんです。もう少しストレッチをしておけば良かったなと思っています(笑)。
MC:かなりハードな撮影だったようですね。
高岡さん:
そうですね。アクションシーンの多かった(小栗)旬君と(山田)孝之君は、本当に大変だったと思います。
MC:オフの日も皆さん仲良くされていたそうですが、どんなことをして過ごしていたのですか?
高岡さん:
大阪にいたので、行けるところは行こうと、みなみや通天閣、エキスポランド、太陽の塔に行きました。何をしに行っていたのか……(会場笑)。
小栗さん:
酷いんですよ。僕はジェットコースターに乗れないんですが、「ジェットコースターに乗れ」と言われて、「本当に無理」と言ったら、高橋努君と(高岡)蒼甫君の 2人で「あーあ、そんな奴についていけないな。明日から誰をトップとしてやっていけば良いんだ」と、後ろからボソボソ言うんですよ(笑)。それで結局乗せられたんですけれども……。
高岡さん:
そういう作り話も、ね(会場笑)。それでは僕らがいじめているみたいじゃないですか(笑)。
小栗さん:
完全にいじめですよ(笑)。
MC:実際にジェットコースターに乗って大丈夫でしたか?
小栗さん:
(とても小さな声で)はい、大丈夫でした(会場笑)。でも、変な声が出てしまいました(笑)。
<山田孝之さん>
MC:今回の役に惚れ込んだとお聞きしましたが、実際に演じてみていかがでしたか?
山田孝之さん(芹沢多摩雄役):
すごく楽しかったですね。すごく格好良いし、めちゃくちゃだし、とても楽しめました。
MC:芹沢の魅力とは、どんなところなのでしょう?
山田さん:
強いところも魅力的だし、仲間を思う気持ちなども格好良いし、全体的に良いと思います。
MC:アクションシーンが多かったですが、気を使ったことはありますか?
山田さん:
すごく気を使いました。皆がケンカする中で、その中でも強く見せるためにはどうしたら良いのかを考えて、殴ったら3メートルほど飛ぶとか、蹴ったら5メートルほど吹っ飛ぶといったこともしてもらったんですが、それ以外にできることは、その中にいても1人だけ余裕があるということかなと思って、あんなふざけた感じの半目でいました。
MC:撮影のために、体作りなどはされたのでしょうか?
山田さん:
皆、してましたね。焼肉ばかり食べていたので、筋肉と脂肪をつけてとにかく大きくなっていました(笑)。
MC:三池監督とのお仕事はいかがでしたか?
<質問に答える小栗さん、山田さん>
山田さん:
最初は自由すぎて不安になりました。言いづらい台詞があった時に、「監督、ここが少し言いづらいんですけれど……」と言ったら、「それなら、その台詞はなしで」と。「え? 代わりの台詞はどうしたら良いですか?」「(山田さんの)好きに」と、すべてを役者に託してくれるんですが、それに慣れるまで何を求められているのか考えてしまいました。
MC:ご自分で考えられた台詞を教えていただけますか?
山田さん:
「貧乏人は強ぇぞ」。小栗君が「貧乏人!」と言ってきたので、とっさに出てきたんですが……(笑)。基本的に、皆アドリブでしたね(笑)。小栗君なんて台本読んでないですから。
小栗さん:
いやいや、めちゃくちゃ読みますよ(会場笑)。ただ、監督から「その瞬間に言いたければ言えば良いし、言いたくなければ言わなくて良い」と言われたので、アドリブで。
<山本 プロデューサー>
山本又一朗プロデューサー:
昨年の春に高橋ヒロシさんが書かれた「クローズ」を 2日半で読破しまして、大変感銘を受けました。なんとか映画化したいと試行錯誤しまして、出版元の秋田書店さんに1番にご相談しに行ったんですが、「絶対に映画化されることはないでしょう。原作者はそういう話を聞く気もないし、あなたに会う意思もありません」と言われました。それから夏になりまして、そこに座っているやべきょうすけが、情熱を持って高橋さんと話をして、「もし万が一、映画化するようなことがあれば、やべ君に」という話になりまして、「1回会わせてくれないか」ということになりました。高橋さんはオープンに何でも気さくに話をしてくれるんですが、ことさら映画化のことに関しては「これを映画化するのは難しいのではないか」と話しておりました。それまでにメジャー各社、プロデューサーたちが、映画化したいとお願いに上がっておりましたから、とにかく情熱はあるという少年っぽいアプローチも出来ないですし、やべ君と「この作品をもっと深く理解したい。この作品を映画化するということはどういうことなのか」と話し合いました。まして、この映画を大きなものにするとなると、出資していただく会社や、宣伝していただく会社などに参加していただくことが望ましい訳です。
かつて「ビー・バップ・ハイスクール」という不良映画がありましたが、大手の会社に「そういう系統の作品を受け入れてもらえるのだろうか。いじめの問題や、校内暴力の問題なども取りざたされているのに、この作品を作ることができるのだろうか」と自問し、原作に戻った時、「この中には弱い者いじめをする者など1人もいない。自分がどのぐらいの人間なのかを知る為に、損得なく自我の芽生えた少年たちが、自分の居場所を鉄拳1つに求めた生き様が描かれている。いじめとは無関係だ」と確信し、TBSの濱名一哉に「ぜひこの映画を大きなものにしたい」と話をしました。原作をいただいた後に、きちんと展開できるかどうか、それが私にとって重要だったからです。その後、高橋さんとお会いし、「映画化はしないよ」という話をした後、ダーツをして、朝4時頃まで酒を飲んで帰ってきました。ですが、「映画化はしない」という結論だったにも関わらず、私とやべきょうすけは「どうすれば一皮むけた面白い映画になるだろう?」と脚本のアイデアについて話し始めました。
ここにいる方々は非常に関係性の深い方ばかりで、三池監督は別の作品の撮影中だったんですが、非常識極まりないことながら、その最中に撮影のお願いをして引き受けていただきましたし、小栗は自分の事務所の役者ですから年末に「絶対にこれをやりたいんだ」と話していたのを記憶していましたし、山田孝之君とはこれまでにも何度か仕事をしたいとオファーしておりまして、今回3回目にしてそれが叶ったということです。そして、彼がいないと成り立たないだろうと、高岡君には早い段階で出演してもらうことになりました。やべきょうすけには、まさか詰め襟を着る訳にはいきませんので、「クローズ」の世界観を背負った特殊な大人の役をやってもらうことになりました。それから、高橋さんの話によりますと、「女性を書くのが下手だから」との理由で「クローズ」にはヤスというキャラクターのお姉さんの写真が1回だけ出てくる他は、1回も女性が出てこないんだそうですが、映画ならではの間口として女性が出てくると良いのではないかと、紅一点を黒木メイサにやってもらうことになりました。今日、ここにはいませんけれども、武藤将吾という脚本家に死ぬほど頑張ってもらって、2ヵ月半で脚本を書き上げてもらい、監督に預けてここまでやってきました。面白い作品が出来たと自負しておりますが、皆さんのお力をお貸しいただければなと思っております。よろしくお願い致します。
--------------------------------------------------------------------------------
【 マスコミによる質疑応答 】
--------------------------------------------------------------------------------
Q:実際に拳がぶつかってしまって、本気になってしまうことはありませんでしたか?
小栗さん:
僕の自業自得なんですが、山田君に本当に殴られました(笑)。危ないと思った時には「ストップ!」と言おうと散々僕が言っていたんですが、すっかり手を忘れてしまったにも関わらず殴りに行って、それをかわされた挙げ句、パンチをいただいてしまいました。顔以外は、ほとんどがアザだらけでしたね。
山田さん:
小栗さんを殴ってしまいました(会場笑)。小栗君が悪いのが 7割、僕が3割ですかね。基本的に、ボディは入れられてもそれほど痛くないですし、少し入れられた方が痛い演技が出来るということで、顔以外は入れていこうとバシバシやっていました。
Q:ケンカのシーンの後は、仲直りの握手などをされたりしたのでしょうか?
小栗さん:
仲直りしました(笑)。……というより、元々仲は悪くないです(笑)。
山田さん:
仲良しです(笑)。
--------------------------------------------------------------------------------
【 舞台挨拶(挨拶順) 】
--------------------------------------------------------------------------------
山本又一朗プロデューサー
今日は記者会見の時に声が小さかったので、皆に声を出すようにと言っておきました。皆さん、真っ黒ですね(黒のドレスコードが設けられていたため、観客の皆さんは揃って黒っぽい服装でした)! 素晴らしいです(笑)。
昨年の 5月頃から企画を初め、僕の映画の作品の中でも最短の時間で製作し、最良の作品に仕上がったと自負しております。隣におります高橋さんは、累計3200万部を超える原作をお書きになって、数々の映画化の話があったにも関わらず、僕にやらせてくださることになりました。
イケメンとか、シブメンなどと言われておりますが、今一番格好良い人たちが揃っております。我々の映画を彩ってくれたキャストの皆と、三池監督と、原作をくださった高橋さんと一緒に、この映画を皆さんに披露できることになりました。面白い映画です。今日は最後までごゆっくりご覧ください。
高橋ヒロシさん(原作者)
この不良たちのおかげで格好良い映画が出来上がりました。皆さん、どうぞ楽しんでいってください。
三池崇史監督
今日はようこそいらっしゃいました。すごく格好良いので、楽しんでください。今日が思い出の夜になりますように、祈っています(会場笑)。
小栗旬さん(滝谷源治役)
おい、お前ら愛してるぞ(会場歓声)! (素に戻り)どうも、小栗旬です(笑)。こんなキャラクターですけれども、映画の中では違う感じでやっておりますので、楽しんでいっていただければと思います。
やべきょうすけさん(片桐拳役)
本日はお忙しい中、「クローズ ZERO」ザ・ブラック・プレミアにご来場いただき、誠にありがとうございます。私、チンピラ役をやらせていただきましたやべきょうすけと申します。1973年11月12日、大阪に生まれ……(キャストの皆さんから「長い!」とツッコまれ)ん? 皆様、楽しんでいただければと思います!(会場笑)
黒木メイサさん(逢沢ルカ役)
ここにいる皆さんも格好良いですが、スクリーンで観る皆さんは100倍格好良いと思います。ぜひ楽しんで行ってください。
高岡蒼甫さん(伊崎瞬役)
この映画は、小栗君は本当に格好良いし、山田君もワイルドで格好良い、やべさんもすごくクールでお茶目なところもあり、(高橋)努君はゴリラで……。 (ここで高橋努さんがすかさず「違うよ! 流れが違う」と突っ込み。)
本当に素晴らしいキャストが集まって、この映画が出来ました。これを暴力と観るか、アクションと観るか、見方によって変わると思いますが、決して暴力ではないというところを観てほしいと思います。
桐谷健太さん(辰川時生役)
最高の作品に出ることが出来て、こんなところに立つことができて本当に光栄です。今日は楽しんで帰ってください。ありがとうございました。
渡辺大さん(阪東秀人役)
原作の中のキャラクターをやるのは、皆さんのイメージもあるので大変でした。僕は僕なりの阪東秀人をやりましたので、そういうところを楽しんでいただければと思います。楽しんでいってください。
深水元基さん(林田恵役)
リンダマン、最強です(会場笑)。どうぞ楽しんでいってください。
山田孝之さん(芹沢多摩雄役)
今回、すごく強い役をやらせていただきました。楽しい映画が出来たと胸を張って言えるので、皆さんぜひたくさん宣伝してください。
■ 最後に小栗さんからメッセージが送られました。
小栗さん:
見ての通り、こんなに素敵な監督と、素敵な出演者と、素敵なスタッフチームと作り上げた映画がとうとうやっとここで羽ばたきます。本当に良い映画が作れたと思うので、この映画に勢いがつくように、皆さんどんどん宣伝してください。
日刊スポーツ映画「クローズZERO」(三池崇史監督、10月27日公開)の完成会見が26日、都内で行われ、小栗旬(24)山田孝之(23)らが出席した。不良高校生を描いた作品で、小栗は「昔あこがれてたけどなれなかった高校生を体現できてうれしかった。それに、こんなかっこいい山田孝之を初めて見た」。けんかシーンが多く、山田は「筋トレしまくって、焼き肉ばっかり食ってた」と話した。ほかに高岡蒼甫、黒木メイサらが出席。
[2007年9月26日17時7分]
シネマトゥディ 感無量の山田と小栗
[画像拡大] 三池崇史監督作品『クローズZERO』の撮影が、クランクアップを迎えた。本作は、高橋ヒロシの大ベストセラー漫画「クローズ」を映画化した作品で、不良たちの集まる鈴蘭高校を舞台に、主人公たちが繰り広げる高校内の抗争を描く。
撮影最終日、最後のシーンの撮影は深夜1時半まで及んだが、スタッフ、キャストたちが見守る中、三池監督から「OK!」の声がかかると、スタッフからキャストそれぞれに花束が渡され、現場は大きな拍手に包まれた。
主演の小栗旬は「ホントに、素晴らしいキャストと、素晴らしい原作に恵まれ、今日ここまで走って参りましたが、孝之がもう泣きそうなので……(笑)。最高の映画が出来上がったと、僕は思っております」と晴れやかな笑顔であいさつ。小栗が演じる“滝谷源治”の敵役“芹澤多摩雄”を演じた山田孝之は、目に涙を溜めながら、「本当に、すげぇ楽しかったです。この作品に関われて良かったと思ってます。ありがとうございました!」と頭を下げると、三池監督を始め、スタッフから惜しみない拍手が送られた。
伝説的な超人気コミックを映画化するということで、製作発表当時から、大きな注目が集まった本作。主役の小栗と山田は、周囲からのプレッシャーの中、これまでのイメージを一新するような“不良”の気迫を見せ、スタッフたちを驚かせた。
撮影を終えて、晴れ晴れとした表情を見せた、2人の役者からは作品への大きな自信がうかがえた。
『クローズZERO』は、今秋、全国東宝系にて公開。
『クローズZERO』オフィシャルサイトhttp://crows-zero.jp/
AFP BBニュース2007年05月17日 16:44 発信地:東京
前の写真 | 次の写真
関連写真 7枚
写真は、16日にTOHOシネマ六本木ヒルズで行われた完成披露試写会に出席した主演の山田孝之。(c)AFPBB News/Shuichi Mori
【東京 17日 AFPBB News】映画『電車男』などに主演した俳優・山田孝之が16日、東京・六本木で最新主演映画『そのときは彼によろしく』(6月2日公開)の完成披露会見と試写会の舞台挨拶に出席した。
■主演は山田孝之と長澤まさみ、塚本高史
今作品は、山田と映画『世界の中心で、愛をさけぶ』に出演した女優・長澤まさみ、「木更津キャッツアイ」に出演した塚本高史の3人が主演。原作は「いま、会いにゆきます」の市川拓司で、監督は初メガホンとなった平川雄一郎。『Dear Friends』に主演した北川景子、ドラマ『ちゅらさん』に主演した国仲涼子らが共演している。
■山田「絵本を見る感覚でみて」
舞台挨拶で山田は「ラブストーリーだけど、ファンタジーな要素もあるのでピュアな絵本を見る感覚でみて欲しい」と語った。また10代最後の作品となる長澤は、「幼馴染だからこそ一緒にいたいとか、安心する気持ちを感じて欲しい」と映画の見所について話した。
■北川、撮影期間は3日間
撮影期間が1ヶ月というタイトなスケジュールの中、塚本の恋人役を演じた北川景子は、全出演シーンの撮影を3日間で撮った。「落ち着く暇がなかったが、それがばれないように気を付けた」という。
■3人の幼馴染が成人した13年後に運命的な再会
ストーリーは山田演じる遠山智史と長澤演じる滝川花梨(森川鈴音)、塚本演じる五十嵐佑司の幼馴染3人が、離れ離れになり、13年後に運命的な再会を果たす。甦る美しい記憶、セピア色だった思い出が鮮やかな色を帯びて再び輝き始めていく。ところが、その先にある運命が彼らを待ち受けていた。
■主題歌は柴咲コウ『プリズム』
主題歌は柴咲コウが歌う『プリズム』(ユニバーサル ミュージック/キメラエナジー)。5月30日シングル発売。
■山田次回作は今秋公開『クローズ ZERO』
山田の次回作は累計発行部数3200万部の人気コミック『クローズ』(作・高橋ヒロシ)の完全オリジナルストーリーで実写映画化される『クローズ ZERO』で、今秋全国東宝系で公開予定。
写真は、16日にグランドハイアット(Grand Hayatt)で行われた完成披露会見に出席した主演の山田孝之。(c)AFPBB News/Shuichi Mori
長澤まさみ:十代ラスト主演作「そのときは彼によろしく」“でき婚”塚本「実感ない」会見に登場した(左から)塚本高史さん、長澤まさみさん、山田孝之さん
長澤まさみさん 長澤まさみさん(19)と山田孝之さん(23)、塚本高史さん(24)が主演の映画「そのときは彼によろしく」(平川雄一朗監督)の完成会見が16日あり、主演の3人が登場した。元モデルで難病の女性を演じる長澤さんは「十代最後に大人っぽい役を演じることができ、大人への第一歩にしたい」と話した。
映画は、ベストセラー「いま、会いにゆきます」で知られる市川拓司さんの小説が原作。水草ショップを営む智史(山田さん)の前に元モデルの美しい女性(長澤さん)が現れる。女性は智史と親友の佑司(塚本さん)の幼なじみで、子供のころに3人で語り合った夢を確かめる旅に出たと明かす。彼女は難病に冒され、人生の最後の時間を過ごそうとしていた……という切ないラブストーリー。6月2日から全国でロードショー公開予定。
長澤さんは、水草が好きで純粋な青年・智史について「可愛くて仕方ないという気持ちになった。母性本能が出ました」と話し、山田さんは「役柄上、カチンと来るようなことがあっても怒らないようにしました」と役作りを語った。今月末に結婚を予定している塚本さんは、報道陣から「おめでとうございます」と声を掛けられ、照れながら「ありがとうございます」と答え、「何か(発表してから)変わりましたか?」という問いに、「気持ちは変わりませんね。(10月に父親になることは)実感がない」と語った。【細田尚子】
yahooニュース人気コミック「CROWS」が小栗旬&山田孝之主演で実写映画化
4月17日23時57分配信 eiga.com
「クローズ ZERO」
月刊少年チャンピオンで90年から8年間に渡って連載され、シリーズ26巻の累計売り上げが3200万部にも達している高橋ヒロシの人気コミック「CROWS」が、三池崇史監督の手で実写映画化されることが、4月17日、配給の東宝から発表された。タイトルは「クローズ ZERO」。
「CROWS」はカラスと呼ばれる不良少年たちが、男子高校・鈴蘭高校を舞台に覇権争いに明け暮れる姿を描く青春群像劇だが、映画ではタイトルにも“ZERO”とあるとおり、原作以前の世界を舞台にしたオリジナルストーリーが描かれるという。なお、鈴蘭高校制覇を目指す転校生で主役の滝谷源治役をTVドラマ「花より男子」の小栗旬が、そのライバルとなる学内最大派閥の芹沢軍団のボス・芹沢多摩雄役に「電車男」「その時は彼によろしく」の山田孝之が扮する。ちなみにキャスティングに当たっては、熱狂的なファンを持つ原作の映画化とあって800人以上の応募が殺到したそうで、書類選考を経てオーディションを受けた400人の中からキャストが選ばれたという。撮影はすでに今月初旬から始まっており、今秋公開される。
スポーツ報知柴咲コウが主題歌「長澤まさみの演技妄想」 歌手としても人気の女優の柴咲コウ(25)が、長澤まさみ(19)の主演映画「そのときは彼によろしく」(監督・平川雄一朗、6月2日公開)の主題歌を歌うことが6日、分かった。自身が台本を読んで作詞した「プリズム」で、映画主題歌は3作目。大ヒットした映画「世界の中心で、愛をさけぶ」の“セカチュー”コンビが、演技と歌でタッグを組む。
セカチューブームを生み出したヒット女優2人が、再び強力タッグを結成した。
ヒット映画「いま、会いにゆきます」の市川拓司さんの原作小説を映画化した「そのときは―」は、長澤、山田孝之(23)、塚本高史(24)がトリプル主演する純愛大作。セカチューからの純愛映画ブームの系譜を次ぐ作品となる。今回は柴咲が歌手として参加することになった。
柴咲は脚本を読み込み、状況や役柄を理解しながら、映画に沿った詞を書き上げた。「劇中に出てくるモチーフや設定を組み込んで、まさみちゃんがこうやって動いてるだろうなぁーって、想像して妄想して作りました」。曲のタイトルは「プリズム」。出演はなく、歌に専念しているが「本編が終わって、曲が流れて、また本編の良いところが浮かんでくるような曲調と内容になっていると思います」と話している。
セカチューブームの仕掛け人で、今作の製作にも携わる春名慶プロデューサーによると「一度アーティスト柴咲コウと仕事をしてみたかった」という発案から2人の再タッグが実現。
「どんなに悲しい世界を歌っていてもどこかキラキラとした印象があり、今回の作品の質感とも符合しているそのキラキラをぜひ取り入れてみたかった」。実際出来上がった曲に「期待以上のキラキラ」を感じたという。なお同曲は映画の公開に合わせてシングル発売される予定。
(2007年3月7日06時05分 スポーツ報知)
サンスポ長澤まさみ「楽しくできました」映画「そのときは-」撮影終了
主演映画がクランクアップし、花束を贈られた長澤まさみ(右)と山田孝之
女優の長澤まさみ(19)、俳優の山田孝之(23)、塚本高史(24)がトリプル主演する映画「そのときは彼によろしく」(平川雄一朗監督、6月2日公開)が、このほど横須賀市本町の撮影現場でクランクアップした。
同作は「いま、会いにゆきます」などで知られる作家、市川拓司氏原作の純愛ストーリー。最後に撮影されたのは、雪の降る夜の街で長澤扮する花梨と山田扮する智史が出会うロマンチックなクライマックスシーンだ。
今年は暖冬で都心ではまだ初雪が降っていないだけに、スノーマシンによって作られた深夜の粉雪に2人はうっとり。
撮影後、監督から花束を手渡された長澤は「あっという間のクランクアップでしたが、とても楽しく撮影できました」とにっこり。山田も「精神的にも肉体的にも出し切った作品です」と充実した笑顔を見せていた。
eiga.comエド&山田のWエラゴンが魔法の呪文披露「エラゴン/遺志を継ぐ者」
「エラゴン/遺志を継ぐ者」(左から)小雪、シエンナ・ギロリー、
エド・スペリーアス、山田孝之
世界40カ国で翻訳されるベストセラーとなった、クリストファー・パオリーニのファンタジー小説を映画化した「エラゴン/遺志を継ぐ者」。日本公開を2日後に控えた12月14日、東京・六本木のTOHOシネマズ六本木ヒルズでジャパン・プレミアが行われた。
屋外で行われたオープニングイベントは、あいにく冷たい雨の中でのスタートとなったが、司会の「ブリジンガー!」の掛け声で、大きな古書のセットから主人公エラゴン役のエド・スペリーアスとエルフの女戦士アーリア役のシエンナ・ギロリーが姿を現し、観客から大きな歓声が上がった。続いて吹替版の声優を担当した山田孝之と小雪も登場して、日英の“ライダー”と“エルフ”が出揃った。ちなみに、「ブリジンガー」とは劇中にも登場する“炎”の意味を持つ呪文で、本家エラゴンのエドが実際に唱えてみせると、吹替版エラゴンの山田も負けじと披露して観客を沸かせていた。
その後、劇場内で行われた舞台挨拶では、シエンナが「こんばんは。私たちの映画を楽しんでください」とファンに向けて日本語で挨拶。映画の魅力を聞かれた小雪は、「圧倒的な映像美とスケール感は、世代を問わず楽しんでもらえるはず」と作品をアピールした。また、シエンナの役を小雪が演じた感想を聞かれたエドは、「2人ともすごく美しくて、今にも妖精になってしまいそうだね」と女性を立てる紳士的なコメントで女性客を魅了した。
最後に、4人はクリスマスツリーに巨大タマゴを飾りつけ、映画の大ヒットを祈願した。「エラゴン/遺志を継ぐ者」は、12月16日よりロードショー。
eiga.com長澤まさみ、新作「そのときは彼によろしく」で大人宣言
「そのときは彼によろしく」長澤まさみ
ドラマ「セーラー服と機関銃」も好評だった長澤まさみの映画最新作「そのときは彼によろしく」の製作が決定。12月13日、東宝本社(東京・有楽町)で行われた会見に長澤と春名慶プロデューサーが出席し、来年1月に控えるクランクインに向けて意気込みを語った。
本作は「いま、会いにゆきます」などで知られる市川拓司の同名恋愛小説の映画化で、長澤、山田孝之、塚本高史のトリプル主演作。長澤は、実年齢の19歳を上回る22歳の元モデル役に扮するが、「いつも『新しい自分に出会えるといいな』と思って演じていますが、高校を卒業して意識も変わってきたので、学生の時のような無邪気さではなく、大人の雰囲気を出したいと思います」と目標を述べた。
なお、会見では映画とは関係ない長澤の初恋に関する質問も飛んだが、長澤は「初恋は小学生の時。相手は通学路ですれ違った中学校のサッカー部の人で、一目ぼれでした」と堂々と応じ、大人になった一面を見せた。「そのときは彼によろしく」は、07年初夏公開。
Yahoo!映画小雪、山田が『エラゴン』のエドくん、シエンナとご対面!
12月16日より世界同時公開される『エラゴン 遺志を継ぐ者』のジャパンプレミアが14日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、主演のエド・スペリーアスとシエンナ・ギロリー、日本語吹き替え版を務めた山田孝之と小雪が登場した。
本作の原作は3部作で、最近3作目の執筆が終わったという。物語が未完のうちにハリウッドが映画化を踏み切ったほど期待されているファンタジー映画だ。
エドは、8月に来日したときよりも髪は伸び、体も引き締まり、スターの風格さえ感じられた。しかし、舞台あいさつには慣れていないのか、ステージの中途半端な場所に立つエド。センターに立つようにスタッフからうながされる場面も見られた。そして真っ赤なジャケットにハイヒールで現れたシエンナには、女性客から「かわいいー!」とあちこちから声が飛んだ。
エドに会った感想を聞かれた山田は「吹き替えしているときに、さんざん(エドを)見たので」「エドと(英語で)会話ができるといいんですけど……、今コミュニケーションがとれなくてどうしていいか分からない(笑)」と独特の山田節を炸裂させ、会場の笑いを誘っていた。
シエンナに会った感想を小雪は「彼女が芝居をしたものに声を入れていく作業は良い経験だったし勉強になった」とコメントすると、シエンナはうれしそうに小雪の手にキスをした。2人はモデルから女優に転身した共通点があり、ステージ上でも小声で話したり手を取り合ったりと、とても仲が良さそうだった。
そんな彼女たちについて「2人は妖精のように美しいよ」とサラリと言うエドの姿は、さすが英国ボーイといったところ。映画が公開されたら、たにまち世界中に女性ファンを増やすことだろう。
『エラゴン 遺志を継ぐ者』は12月16日より日劇1ほかで公開
公式サイト:http://movies.foxjapan.com/eragon/
[ 12月15日13時46分 更新 ]
シネマカフェ全世界40ヶ国でベストセラーを記録した「ドラゴンライダー」を原作に、ジョージ・ルーカスのVFX工房で学び“視覚効果の天才”と言われたシュテファン・ファンマイアー監督が映像化を果たしたハリウッド超大作、『エラゴン 遺志を継ぐもの』。11月16日(木)、本作の日本語吹き替え版声優発表記者会見が行われ、伝説のドラゴンライダーに挑む少年エラゴン役の山田孝之と、悪の王に対抗し、人間とは違う並外れた美しさと知性を持つエルフの王女アーリア役に抜擢された小雪が登場した。
主人公・エラゴンの吹き替え担当した山田孝之。「日本ではなかなかこのようなストーリーの映画はないので、声という形でもオファーが来た時は嬉しかった。しかし、1つの物事を伝えるのでも英語と日本語では言い方やニュアンスが違う。ニュアンスを変えて伝わり易く出来たらと思っていましたが、実際はそんな余裕は全然なく、監督の注文にいかに近づけるかしか出来なかった」と、英語の台詞を日本語に吹き替える難しさを語った。「正直に言いますと、声優下手だなぁと思いました」と、自分に駄目出しをする反面、「呪文を唱えるときはワクワクしました」と楽しんだ様子も見せた。
アーリアの吹き替えを担当した小雪は「アーリアはドラゴンの卵を守るために悪と戦う騎士でした。アグレッシブで体育会系なところが私と似てるかも。演じている女優さんもモデルをやっていたという点で経歴が似ています」と、共通点を通してアーリアの魅力を語る。印象的な台詞について質問が及ぶと「呪文でも、面白い呪文も結構あって面白かったです。呪文は声量を出して唱えるので、家で練習中にペットの犬がびっくりして振り向いていました(笑)。呪文は未だにすごく覚えてます」とエピソードを明かしてくれた。
ドラゴン、剣と魔法、出生の秘密、伝説、悪との闘い、そして困難に立ち向かう少年・エラゴンの運命と成長を描く『エラゴン 遺志を継ぐもの』。ファンタジーが持ちうる魅力のすべてを兼ね備え、しかもオリジナルでスピーディな展開には、引きつけられずにはいられない。オリジナル版、そして吹き替え版、ともに話題になること間違いない。
シネマトゥデイ
12月16日に全世界同時公開される『エラゴン 遺志を継ぐ者』の日本語吹き替え版声優発表記者会見が行われ、主人公エラゴンの声を担当する山田孝之とエルフ族の王女アーリヤの声を担当する小雪が登壇した。
本作は17歳の少年エラゴンが森の中で光り輝く青い卵から生まれた1匹のドラゴンと共に、人々を邪悪な帝国から救うため、暗闇の帝国を旅する、冒険ファンタジー3部作の第1部。
物語同様に見たこともない大きな卵が落ちていたらどうするか? との質問に、小雪は「きれいだったら部屋に飾るかも」とのコメントに、話は映画から脱線し、「ゴキブリを見つけたら動揺するか?」の話題へ。しかし、「見つけたらどうするか?」と聞き間違えた山田は「え? (ゴキブリを外に)出しますよ」と答えると、会場は一瞬にして「???」の空気。すかさず、小雪は山田に小さな声で「違うよ。質問全然分かってない(笑)」とクールなツッコミを入れ、山田動揺を隠せず。会見は終始、小雪姐さんのリードだった。
『エラゴン 遺志を継ぐ者』は12月16日より日劇1ほかで公開
『エラゴン 遺志を継ぐ者』http://movies.foxjapan.com/eragon/
関連情報: エラゴン 遺志を継ぐ者 / 小雪 / 山田孝之 / クール / アーリヤ
初登場は感動のドラマ「Sad Movie サッド・ムービー」
movie walker今週の1、2位は先週と変わらず。10代を中心に若い世代からの人気が高い両作品が底力を見せた結果となった。特に1位の「デスノート the Last name」は、「デスノート 前編」時のメイン客層である10代の男女と20~30代前半の男性に加え、20~30代前半の女性からも支持を得たことが結果につながったようだ。一方、初登場6位には「Sad Movie サッド・ムービー」が登場。あえて別れをテーマにした内容が多くの女性の心を揺さぶり注目を浴びた。加えて、公開2週目となる「手紙」が前週比からの動員93%、興収92%と落ちの少ない興行を見せ、公開3日間の興収が約1億1700万円と好調だった7位の「7月24日通りのクリスマス」ともどもワンランクアップと結果を残した。8位の「ワールド・トレード・センター」が前週の11月5日(日)時点で興収20億円を突破するなど、感動ドラマが目立つランキングであった。
6位の「Sad Movie サッド・ムービー」
[c]2005 i Love Cinema Co.,Ltd. All rights Reserved.
順位 先週 タイトル 配給 公開週
1 1 → デスノート the Last name ワーナー 2
2 2 → 木更津キャッツアイ ワールドシリーズ アスミック・エース 3
3 4 ↑ 手紙 ギャガ 2
4 3 ↓ 父親たちの星条旗 ワーナー 3
5 5 → ただ、君を愛してる 東映 3
6 - New Sad Movie サッド・ムービー ギャガ 1
7 8 ↑ 7月24日通りのクリスマス 東宝 2
8 6 ↓ ワールド・トレード・センター UIP 6
9 7 ↓ 涙そうそう 東宝 7
10 9 ↓ 地下鉄(メトロ)に乗って ギャガ=松竹 4
日刊興行通信調べ(全国集計)
goo映画0611072006年11月4日~2006年11月5日(全国集計)、11月7日付
順位 先週 タイトル 配給 公開日 公開週
- デスノート the Last name
ワーナー 11月3日
上映情報>> 1
1 木更津キャッツアイ ワールドシリーズ
アスミック・エース 10月28日
上映情報>> 2
2 父親たちの星条旗
ワーナー 10月28日
上映情報>> 2
- 手紙 GAGA 11月3日
上映情報>> 1
5 ただ、君を愛してる 東映 10月28日 2
4 ワールド・トレード・センター UIP 10月7日 5
3 涙そうそう 東宝 9月30日 6
- 7月24日通りのクリスマス 東宝 11月3日 1
6 地下鉄(メトロ)に乗って GAGA/松竹 10月21日 3
7 ブラック・ダリア 東宝東和 10月14日 4
(興行通信社調べ)
←前の週のランキング | 次の週のランキング→
大ヒットコミックの実写映画化『デスノート 前編』(6/17公開)からわずか半年間足らずという短いスパンでの連続公開となった、大注目の後編『デスノート the Last name』(ワーナー)が新登場1位。11月3日、4日、5日のオープニング3日間で、動員97万5千人、興行収入12億900万円を上げ、『LIMIT OF LOVE 海猿』(5/6公開、オープニング9.6億円)、『ゲド戦記』(7/29公開、オープニング9億円)を超え、本年度の邦画No.1オープニング成績となる大ヒットスタートを切った。また、前編は、最終的に興行収入28億5千万となる大ヒットとなり、世界各国の60社以上からの上映オファーや、ハリウッドを含む数十社からのリメイクのオファーが殺到。すでに公開された香港、台湾、タイ、シンガポール、韓国などアジア各国で記録的な大ヒットとなっている。新登場4位は、東野圭吾の同名小説の映画化『手紙』(GAGA)。山田孝之、玉山鉄二、沢尻エリカ出演。「罪を犯すとはどういうことか、刑罰とは何なのか、真の更正とは―」そんなことを考えながら書いたという、著者渾身の社会派小説であり、感動の人間ドラマである。
【PROFILE】
山田孝之(武島直貴)
1983年10月20日生まれ。
99年、デビュー。「ウォーターボーイズ」(CX/03)、「FIRE BOYS~め組の大吾」(CX/03)、「世界の中心で、愛を叫ぶ」(TBS/04)、「H2~君といた日々~」(TBS/05)など数々の作品の主演を務める。
本作と同じく東野圭吾原作を体現したミステリードラマ「白夜行」(TBS/06)、沢尻エリカと共演の「タイヨウのうた」(TBS/06)など、常に日本のテレビドラマ界を牽引してきた。作品ごとに役柄をがらりと変え、「世界の中心で、愛を叫ぶ」の主人公・松本朔太郎のようなナイーブな高校生から『白夜行』の主人公・桐原亮司のような猟奇的な青年の役まで、自在に演じ分ける表現力、演技力はもはや若手の域にとどまらない。映画主演は昨年の大ヒット作「電車男」(05)以来。
--ドラマ『白夜行』に続く東野圭吾作品主演となります。はじめて脚本を読んだときの印象からおしえてください。
ドラマが終わってすぐに読んだのですが、今回もまた重いなあと(笑)。『白夜行』では罪を犯す立場で、今回は兄貴が罪を犯したせいで自分の人生が狂ってしまう立場。『白夜行』とは真逆なのかなと。あとは一本の映画のなかでたくさんの出来事が起こるし、時間経過や大きな感情の動きもあるので、しんどいだろうなと思いました。
--直貴のキャラクターをどのように受けとめましたか?
もしも自分に兄がいて、その兄が人を殺してしまったとしたら、きっと直貴のような気持ちになるだろうと思いましたね。早くに両親がいなくなってしまった直貴にとって兄貴は頼りになる大事な存在だけれど、その兄貴が犯した罪のせいで、自分で何か行動を起こしてもうまくいかなくなってしまう。直貴は憎しみと愛の狭間でずっと揺れているんだと思います。
--この映画には加害者の家族も被害者であるという現実が描かれています。兄の犯罪のせいで直貴が仕事や恋人を失ってしまうことに対しては、どのような思いを抱きましたか?
世間ってこんなに冷たいものなのかと、リアルに思えなかったんです。たとえば自分の友達の兄貴が人を殺してしまったとしても、それは友達には関係のないことじゃないですか。サイコな殺人鬼なら話は別かもしれませんが、この映画のなかの兄貴の場合は殺そうと思って殺したわけじゃない。だから周囲の人たちの冷たさを、信じたくないという気持ちがありました。直貴は妻と子を守るために兄貴を捨てようとするけれど、でも気持ちのなかでは兄弟なんですよ。完全にリセットしているのではなく、関係は変わっていないような気がします。
--劇中では漫才にも挑戦していますね。
笑わせるのもお笑いを見るのも好きなのです。普段のシーンとただ、お笑いシーンだからと言って特別に何かをって言うことはないです。直貴が芸人としてどうやったら面白いか考えた漫才を、自分が思ったままの感覚で演じたという感じですね。漫才のシーンは尾上くんとずっとセリフ合わせをして、段取りをしながらちょっとずつ調整をして撮影しました。
--玉山鉄二さんと沢尻エリカさんとの共演はいかがでしたか?
玉山さんはすごくやさしくて、穏やかさと激しさの両方を持っている、兄貴って感じの人です。坊主姿もかっこよかったですね。沢尻さんは最初、全然話さなかったので、どうしようかと思ってました(笑)。なかなか一緒になる日もなかったんですけど。撮影がはじまって2週間くらいの間に交わした言葉が、“おはようございます”だけだったんですよ(笑)。話すことで芝居にいい影響が出るかもしれないけど、話さなかったら話さなかったで別の空気感が出せるかもしれない(笑)、普段は話していないのに本番のときだけ夫婦っていうのも面白いな、と思いはじめて。でもふと話しかけてくれた日があって、あ、俺も話しかけていいんだ、と安心しました(笑)。自分は本番でバチッと切り替ええられると達成感を感じるタイプなんですが、沢尻さんもそういうことを楽しんでいたのかもしれないですね。
--ドラマと映画の違いを感じることはありましたか?
同じ映像の世界なので、特に意識していません。ただ映画はお金を払って劇場に足を運んでくれるわけだから、お客さんの集中力が違う。細かいしぐさから感情をキャッチしてくれるのかな、と思ったりはしますね。あとはドラマと違って脚本が完成していて到達点が分かっているので、そういった意味では、やりやすいと感じる部分もあります。
--ドラマと比べると待ち時間が長く、テンションを維持するのが大変だったのでは?
これが映画か、と思いました。やっぱりドラマと同じペースでは撮影できないですよね。感情が爆発するようなシーンでもスタンバイに1時間くらいかかったりするから、その気持ちをずっと保つのが難しいんです。だから一回オフにしてまたもう一回、ってやらないと無理だなと。ほのぼのしたシーンの撮影の前は漫画とかを読んでいても、しんどいシーンの前は心境的に漫画には手が伸びないから、自然に切り替えができているのかもしれないですね(笑)。
--“手紙”と聞いてイメージすることは?
メールは味気ないからずっと保存しておこうとは思えないんですが、手紙は何気ないものでも捨てずにとってあります。家族から昔にもらった手紙も、今だにとってあるし。内容ではなくて、手紙をもらったということが大事なんです。年賀状だってメールでも電話でもいいのに、わざわざその人が書いたことに意味があると思いますね。
--映画『手紙』からどのようなメッセージを感じてほしいですか?
兄と直貴、直貴と由美子、いろいろな人と人との関係や絆を観て欲しい。実は自分自身は、泣きたいから映画を観る、という感覚があまり好きではないんです。だからこの『手紙』という作品を、フラットな目線で観てもらえたらうれしいですね。
Copyright(C) 1996-2006 livedoor Co.,Ltd. All rights reserved.
livedoorニュース
【動画ニュース】山田、沢尻さん 初日舞台あいさつ
東野さん原作の映画「手紙」初日舞台あいさつ
撮影に応じる山田孝之さん(右)と沢尻エリカさん(左)
直木賞作家、東野圭吾さん原作の、映画『手紙』が全国公開され、生野慈朗監督と主演の山田孝之さん、玉山鉄二さん、沢尻エリカさんら出演者が、3日、都内で舞台あいさつを行ないました。
この映画は、東野さんのロングセラー小説を映画化したもので、監督は、テレビドラマシリーズ「3年B組金八先生」の生野慈朗さん。主演は、テレビドラマ「白夜行」に続き、東野作品に主演の山田孝之さん。共演には、映画「逆境ナイン」の玉山鉄二さん、映画「パッチギ!」の沢尻エリカさんら、若手実力派俳優が顔をそろえました。
舞台あいさつで、山田さんは「リアルで現実的な話で、台本を読んで切なくなりました」、沢尻さんは「彼を想い続けて、(現実から)逃げなかったからこそ、小さな希望が見えたと思う」などと映画について語りました。
この舞台あいさつの詳しい模様は、
こちらから全編動画でご覧になれます。
映画『手紙』は、サロンパス ルーブル丸の内ほか 全国松竹系・東急系で、ロードショー公開中です。
yahoo!ニュース シネマトゥディ沢尻さんは、頑張ってもぶさいくにはならない……巨匠が語る罪と罰
拡大写真
シブい! 生野慈朗監督
「3年B組金八先生」「男女七人夏物語」「Beautiful Life」などテレビドラマ界で数々のヒット作を世に送り出した演出家・生野慈朗が東野圭吾原作の「手紙」を映画化した。
山田孝之、玉山鉄二、沢尻エリカといういま、もっともホットな俳優陣をリアルな演技で演出し、感動のドラマを作り上げた生野慈朗監督に話を聞いた。
『手紙』は犯罪者とその家族の苦悩と日常を、刑務所から届く兄(玉山鉄二)の手紙を軸に展開する人間ドラマ。けして大げさな演出はなく、兄弟の淡々とした日常を描くが、それが妙に痛々しい。生野はその"日常"をしっかりと描くことを意識したという。
「罪を犯した人、そしてその家族にも、まぎれもない日常がある。ことさらドラマチックに描くということよりも、日常の積み重ねが観る人の心を動かせたらいいと思った」その演出が物語終盤に効いてくるのはやはり熟練のなせる技だ。
「もちろん、犯罪にかかわる人間で一番深く考えられなければいけないのは被害者の方とその家族であるけども、罪を犯した人もとりあえずは生きていかなければいけない。そしてその人には家族もいる」そう語る生野監督はこのデリケートな題材にかなり気を遣ったようだ。そして、「罪と罰はいくら考えても結論は出ない。罪は償いながらも生きて、その重さを背負うことなのではないでしょうか」と語ったあと「ちょっと今の神父さんみたいでしたね」とわれに返っていた。
また、本作で地味目の女性を演じる沢尻エリカについて「原作での沢尻さんの役はもっと野暮ったくて、不細工なはずなんです。それが都会に出てあか抜け、主人公との愛を貫くことで美しくなっていく。なのに、沢尻さんは最初からどうやったってきれい。メイクを薄くしたりとかめがねかけたり、髪を束ねたりいろいろやったんですが、逆にどんどんかわいくなってしまって……大失敗です(笑)」と思わぬ誤算があったことを明かした。
「でも、そんなみた目というより、彼女の空間や時代を意識して構築していった演技はすばらしい。それができているというのは、沢尻さんの女優としての力を感じました」と沢尻の女優としての力量を高く評価していた。
『手紙』は11月3日(金・祝)サロンパスルーブル丸の内ほか全国松竹・東急系にて公開
オフィシャルサイト
http://www.tegami-movie.jp/
(シネマトゥデイ) - 11月2日19時47分更新